妖怪が刻まれた事典 妖怪が集う遊宴  はてなの虹
石投げんじょ (いしなげんじょ)

 長崎県に伝わる妖怪。

 

イシナゲンジョ 肥前江ノ島でいう海姫の磯女など〔『妖怪談義 (現代選書)』収録文 ママ〕の同系らしい。五月靄の深い晩に漁をして居ると、突然に岩が大きな音をして崩れ落ちるように聞える。次の日そこに行って見ても、何の変ったことも無いという。

「妖怪名彙」 柳田國男 1938・1939

 

 柳田國男が「妖怪名彙」で海姫や磯女の同系らしいと説明しているのは、石投げんじょの「じょ」を「女」と解釈しての説だと思われる。しかし『広辞苑』は「石投げん尉」という字を当て、石を投げる老人という意味だとしている。

参考文献

本妖怪事典』 村上健司 毎日新聞社 2000
本 『広辞苑 第六版』 新村出 編 岩波書店 2008

 

引用文献の底本

本妖怪談義 (現代選書)』 柳田國男 修道社 1956
本妖怪談義 (講談社学術文庫)』 柳田國男 講談社 1977

 


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