妖怪が刻まれた事典 妖怪が集う遊宴  はてなの虹
苞蛇 (つとへび)

 愛知県に伝わる妖怪。

 

ツトヘビ 又はツトッコという蛇が居るということを、山河の山村ではいい伝えて居る。或は槌蛇とも野槌ともいい、槌の形又は苞の形をして居て、非常な毒を持ち、咬まれると命が無いと怖れられて居た(三州横山話)。或は又常の蛇が鎌首をもたげて来た所を打つと、すぐにその首が飛んで行ってしまう、それを探してよく殺して置かぬと、後にツトッコという蛇になって仇をするともいって居た(郷土研究三巻二号)。見たという人はあっても、なお実在の動物では無かった。

「妖怪名彙」 柳田國男 1938・1939

参考文献

本妖怪事典』 村上健司 毎日新聞社 2000

 

引用文献の底本

本妖怪談義 (現代選書)』 柳田國男 修道社 1956
本妖怪談義 (講談社学術文庫)』 柳田國男 講談社 1977

 


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